「ノウハウ」活用による新たな生活環境の追求

 「ノウハウ」活用による新たな生活環境の追求は、「メタバース」環境にしてもリアル世界のオフバランス部分の貨幣対応にしても「ゆたかな生活」に向けての『改善』策についての手段を述べている。そして、ことの本質は知的資本の構築とその投下により余剰価値を有するさらなる「ノウハウ」の再生産をすることによって、次世代への遺産を遺していくことを目的とするものであり、「ノウハウ」の活用による「ゆたかな生活」を求めるものだ。そしてその手段が現実の世界によるものであっても、仮想世界によるものであっても、さらには三次元であろうと四次元であろうと、その選択はその目的にかなうものであればよいことになる。そして、目的達成のために決定した手段あるいは決定しなかった手段について自分自身が責任を持つことが重要となる。すなわちそこにナッジ(肩押し)があろうとスナッジ(不利な肩押し)があろうとその効果についての責任は本人が負うことになる。しかし、自身が責任を負った「ノウハウ」活用による新たな生活環境を追求することについて、その思想・良心を認知する手段に関してはたとえ政府と言えども誰も介入することができないことはもちろんである。  むしろ、高齢者、要介護者等体力が弱まって自由に動き回れなくなった人が快適に行動可能な仮想る空間を得ることができる手段として「メタバース」はうってつけだといえる。それ以外にもあらゆる社会活動、たとえば精神的障害、認知症、依存症等で同症状の仲間が集う自助グループによってお互いの回復を期待する場合でも「メタバース」はZooM等では得られない効果をもたらすと思われる。それ以上に、GAFAM等巨大化したプラットフォーム企業等に牛耳られて何ら対抗手段を持たない世界の旧企業群に何らかの活路を供することにも役立つものと思われる。 メタバースを理解するために役立つ作品として、スティーブン・スピルバーグ監督の「レディープレイヤー」がある。現実世界の荒廃に耐えかねた人類が仮想現実の世界で暮らすようになった世の中が描かれる。みずからの姿をアバターに変え、さまざまな理想を叶えることのできるVR(仮想現実)の世界の創設者の死後3つの謎を解いた者に莫大な財産とその仮想世界を譲るという遺言が発表された。そして全世界を巻き込む争奪戦に17才の少年が挑む。このように荒唐無稽な展開ではないにしても、現実の世界ではなし得ない理不尽への対応を可能とすることはできる。そして、現実の世界と特定の仮想世界だけの閉じられた世界ではなく、さまざまな仮想空間と相互に接続され、行き来できる世界出現が期待できる。ただしメタバース上で世界を作り、自己の所有を主張できるアバターを交換するという環境を作るのなら、所属するコミュニティ内で仲間の信頼を得ている場合を除き、所有者を特定する技術のNFTを付与する必要も出てくる。しかし、オフバランスの「ノウハウ」の場合にはその必要もない。「貨幣を介さない」での取引等が出来るからだ。また、 リアルの世界で同居できない家族もメタバース上では、家庭を再構築することができる。そして、寝起きする居住地では現実の生活のなかで、所有権の主張ができるし、メタバースの世界では、所有権の主張ができないオフバランスの「ノウハウ」等についてはコミュニティーの信頼関係によるかNFTによる所有の主張をすればよいことになる。このように、家庭を失った家族でさえ「メタバース」での家庭を再構築できるのだから、コミュニティー内の社会経済関係でも取引等を再構築できる。さらに、私は、東京にいてリアルな世界のビジネスを展開しながら「メタバース」により、妻と息子のいるあのなつかしい静岡のゆたかな環境世界を満喫できるのです。また、台湾、香港、韓国等のたのしい仲間との「ノウハウ」の交換による知的財産の交流・蓄積もできる。 さらに、四次元の世界では設定の仕方によっては、先達であるおおおじ(大伯父)による日露戦争での本当の大義を知ることができるかもしれない。今のロシアによるウクライナ侵攻と第二次世界大戦での不可侵条約を破って突如北方からの領土侵攻したこととの関係で日本の正義はどうあるべきかの「知恵」を家系を継いだ「いとこ会」の仲間と分かちあえるかもしれない。先達の「知恵」は遺伝子を受け継ぐ仲間で享有できるのだから。日露戦争への参戦のいきさつは、朝鮮半島と日本列島が占領されてしまうのを戦費不足にもかかわらず、今防衛して、早期終結にするしかないという切羽詰まった事情があったからだということを仲間のそれぞれの遺伝子に受け継いで語り継ぎ、「メタバース」世界で共有すれば、さらに仲間の仲間を通じて「知恵の輪」はとめどなく拡がる。日露戦争では乃木軍の二〇三髙地での苦戦のさなか、高崎山に大砲を移転して二〇三髙地を攻略し、そこから旅順港に向け、バルチック艦隊の到着前に港内のロシア艦隊を全滅させた児玉源太郎の右腕だった参謀の大伯父からの「知恵」を眼前の出来事のように受け継いでいる。これがもし、成功していなかったら、どうなっていたことか。日本海海戦での勝利も無かっただろうし、今頃、日本はロシアの属国となっているか、北方領土どころではなく、日本列島全部がロシア領そのものになっていたと思われる。または、日本列島を沈まない軍艦と考えていたアメリカの州の一つまたは属国となっていたとも思われる。現実の日本には沖縄基地等の問題も残っておりそれに近いとも思われるところもあるあlが、しかし、南北朝鮮のようにならなかったことだけでも幸いというべきかもしれない。いずれにしても、東西抗争の核ミサイル基地としての地政学上恰好の軍事目標であることについては今も昔も変わりはない。 60年安保を境にして大衆運動は廃れてきたが、これは明治三十八年秋の日露戦争講和に反対した日比谷暴動以後の情勢とも類似する。今になって日露戦争を暴挙だとするならば、それはそれ以後の第二次世界大戦に至る日本の誤りを他人ごととしてわがこととしない今後の民衆運動の趨勢を暗喩することになる。ロシアのプーチンの言動は確かに異常だが、領土主張についてはかつての日本、今のウクライナ、台湾問題での国民感情を考えればどちらの正義にかたすのが正解だと一概には言えない。日本が占領されて生き残ったものはすべて殺害され凌辱されることのないようにに何倍、何十倍ともいわれる戦力、国力を有する敵国の内政の混乱に乗じた初期なら防戦し、終結できる機会を逃すことのほうが正義に反するといえる。そもそも戦争は無いにこしたことはないが、歴史上無かったことはない。絶対に起きないことはないのだから、死傷者が生ずる前に一日も早い終結を目指すことだ。そして、善し悪しは別にして、平和はその方法でしか得られない。経験や論理から学ぶのではなく、歴史から学ぶことが肝腎なのです。すなわち、先達の「知恵」だ。その「知恵」は三次元はもとより四次元の範囲であろうとも仲間の間で共有することができるq。リアルの世界で可能であるとともに「メタバース」の世界では時を超えて共有可能となる。すなわち、仲間が遺伝子を共通とする者を含んでいる場合にはその者を介してその伝承された「知恵」が伝達され得るからだ。そして、その仲間を含むコミュニティ間では「メタバース」世界での「知恵」享有が可能となる。そうすれば、日本が日露戦争に参戦せざるを得なかった歴史上の事実を仲間の遺伝子を通じてコミュニティ内で享有することができ、プーチンのいいぐさは別としても、ロシア国民が総体としてどうしていたいのかを感得できるはずだ。また、歴史的観点からウクライナ国民の総意としては実際にはどう考えているのかも察知できるはずです。ロシアおよびウクライナの民族問題と絡む領地問題は実際に住み続けてきた人々でなければわからない複雑かつ解決困難なもののはずだからだ。とても他国民が云々できるものではない。そこでたとえば「メタバース」を通じて三次元および四次元的仮想世界での実情探索と問題解決の糸口を模索するとともにリアル世界でも国際的友好関係を築く手だてとしたいと考える。そのときには日本の北方領土問題についても各国からの解決への方策を伺ってみると同時に沖縄が日本に復帰しているのにもかかわらず米軍基地問題がいまだに未解決であることについても広く意見を伺うこととすることができる。北朝鮮問題解決についても世界の共通認識を確認したいものだ。かつての日本にしても、ドイツにしても、ましてや昨今のロシアや中国等にしても、言論統制のもとで時の独裁政権により国民が正義を見失う状態がその国民の生命・財産を失わしめる原動力になっていることを「メタバース」によってお互いに気付き会うことが出来ていくことが喫緊の課題だ。